合格前に物件・部屋を予約できるの?契約の手順は?~大学進学~

ひとり暮らし

大学進学を控え、一人暮らしを始める際の大きなステップの一つが、住む部屋を契約することです。
特に、初めての一人暮らしに不安を感じている人も多いと思いますが、
ここでは部屋探しや契約の流れについてわかりやすく説明します。

合格前に部屋を探すのか、合格後に決めるのかといった疑問も解消できるように、手順をまとめました。


目次

  1. 住むエリアを決める
  2. 合格前に部屋を探すべきか?
  3. 部屋探しの手順
  4. 引っ越し準備
  5. まとめ

1.住むエリアを決める

まず、どのエリアで部屋を探すのかを決めることが大切です。
一般的に、大学に通いやすいエリアを選ぶことが多いですが、
交通の便や生活の利便性を考慮して決定しましょう。以下のポイントを考慮すると良いでしょう。

通学時間:
大学までの距離や公共交通機関の利用状況を確認。通学に無理のない範囲を目安に。

生活環境:
スーパー、コンビニ、ドラッグストア、病院など、日常生活に必要な施設が近くにあるか。

治安:
安全なエリアであるかどうかも確認しておくことが重要です。
特に夜遅くの帰宅がある場合は、街灯の有無や人通りも見ておくと良いです。

2.合格前に部屋を探すべきか?

多くの学生は、合格発表後に部屋探しを始めますが、人気のエリアでは早めに部屋が埋まってしまうことがあります。そのため、以下の選択肢を考えると良いでしょう。

  • 合格前に部屋を探すメリット
    選択肢が広がる:
    早い段階で部屋を探すと、選べる物件が多いため、自分の希望に合った部屋を見つけやすいです。
    引っ越し準備に余裕ができる:
    合格後に慌てることなく、スムーズに引っ越しが進むため、心の余裕が生まれます。
  • 合格前に部屋を探すデメリット
    キャンセルのリスク:
    万が一、希望の大学に合格しなかった場合、契約をキャンセルする必要があり、
    キャンセル料が発生する可能性もあります。キャンセルポリシーを事前に確認しておきましょう。
    ※大学生協が実施している「合格前予約」があり、
    合格発表日まで無料でお部屋を確保しておける特別な期限付き予約契約もあります詳細はこちら
    無駄な出費:
    合格しなかった場合、別の大学に通うことになり、探していたエリアではなくなる可能性もあります。
    その場合、再度部屋を探す手間と費用がかかります。
  • 合格後に部屋を探すメリット
    リスクが少ない:
    合格が決まってから部屋を探すため、無駄な出費やキャンセルの心配がなくなります。
    正確な情報をもとに探せる:
    入学手続きの情報や通学に便利なエリアを正確に把握してから探せるため、効率的です。
  • 合格後に部屋を探すデメリット
    物件が埋まっていることが多い:
    人気の物件はすでに契約済みになっている可能性が高く、選択肢が狭まることがあります。
    スケジュールがタイトになる:
    合格発表後に短期間で部屋を探し、契約し、引っ越しを進める必要があるため、慌ただしくなります。
3.部屋探しの手順

次に、実際の部屋探しの流れについて説明します。

① 不動産会社を訪れる
住むエリアが決まったら、現地の不動産会社に足を運ぶか、オンラインで物件を検索します。
事前に希望条件(家賃、広さ、築年数、駅からの距離など)をまとめておくとスムーズです。
また、オンラインで物件を検索して問い合わせをする場合も、
メールや電話でのやり取りが増えるので、早めに行動することをお勧めします。

② 内見
気になる物件が見つかったら、実際に内見を行います。内見は部屋の雰囲気や設備、
周辺環境を確認する大切なステップです。特に、間取り図だけではわからない点
(例えば、日当たりや隣の部屋の音、周囲の環境など)もチェックすることができます。
時間に余裕がある場合は、複数の物件を比較して、最も自分に合った部屋を選びましょう。

③ 申込み
希望の物件が決まったら、不動産会社に申し込みをします。この時点で必要になるのは、
以下の書類や情報です。

身分証明書(運転免許証、健康保険証、学生証など)
保証人の情報(親や親族が保証人になることが一般的です)
収入証明書や在学証明書(家賃の支払い能力を証明するために求められることがあります)

④ 審査
申込み後、不動産会社や物件の管理会社による審査が行われます。
審査では、契約者の身元や収入状況、保証人の信用情報がチェックされます。
この審査に数日から1週間程度かかる場合があるので、
合格発表後に部屋探しをする場合はスケジュールに余裕を持たせることが大切です。

⑤ 契約
審査が無事通ったら、いよいよ契約です。契約時に必要な費用は次の通りです。

敷金:
通常は家賃1~2ヶ月分程度で、退去時の修繕費用として預けるお金です。
退去時に問題がなければ一部または全額が返金されます。
礼金:
家主へのお礼として支払う費用で、返金はありません。最近は礼金がない物件も増えています。
前家賃:入居する月の家賃。
仲介手数料:不動産会社に支払う手数料で、通常は家賃の1ヶ月分程度。
火災保険料:入居者が加入することが義務付けられている保険料です。

これらの初期費用を支払った後、契約書にサインし、鍵を受け取ります。

4.引っ越し準備

契約が終わったら、引っ越しの準備を進めましょう。
引っ越し業者の手配や、新生活に必要な家具や家電の購入、
インターネット回線の契約なども忘れずに行ってください。

特に、新生活に向けて購入する家具や家電は、できるだけ長く使える質の良いものを選ぶことを
お勧めします。また、引っ越しは繁忙期(2~3月)が料金が高くなるため、早めの予約が重要です。

5.まとめ

大学進学に伴う一人暮らしの部屋探しは、合格前に始めるか、合格後に始めるかで大きく異なります。
それぞれのメリット・デメリットをよく考え、スケジュールに余裕を持って行動することが大切です。
部屋を契約する際の手順は以下の通りです。

住むエリアを決める
合格前に部屋を探すか、合格後に探すかを決める
不動産会社に行き、物件を内見
申し込みと審査
契約と初期費用の支払い
引っ越し準備

これらのステップを順を追って行えば、スムーズに新生活をスタートすることができるでしょう!



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