「為替ヘッジを行う」と「為替ヘッジを行わない」って何?その違いとは

日記
✅ 「為替ヘッジを行う」と「為替ヘッジを行わない」の違い

投資信託や債券などの海外資産に投資する際、
「為替ヘッジあり」か「為替ヘッジなし」を選ぶことがあります。
これは、外国通貨の価値(為替変動)が投資に与える影響を減らすかどうかの違いです。

参考記事⇒オルカンとS&P500を現在保有中、あと一つeMAXIS Slimシリーズを加えるとしたら?

✅ 1. 為替ヘッジを行う(ヘッジあり)

✔ 為替変動の影響を抑える(円ベースで安定)
✔ 円高になっても損をしにくい
✔ 円安になっても利益を得られない
✔ ヘッジコスト(追加コスト)がかかる

📌 具体例(米ドル資産を持っている場合)

1ドル=150円のときに米国株を購入
その後、1ドル=140円(円高)になった場合
通常なら「円換算の評価額が減る」けど、ヘッジありなら影響なし!
しかし、円安(1ドル=160円)になっても利益が増えないデメリットもある。

✅ 2. 為替ヘッジを行わない(ヘッジなし)

✔ 為替変動の影響を受ける(リスクもリターンも大きい)
✔ 円安になると利益が増える
✔ 円高になると損失が出る
✔ ヘッジコストがかからない

📌 具体例(米ドル資産を持っている場合)

1ドル=150円のときに米国株を購入
その後、1ドル=160円(円安)になった場合
円換算での評価額が増える(円安メリット!)
逆に、1ドル=140円(円高)になると、円換算の評価額が減ってしまう。

✅ 為替ヘッジあり vs. なし の比較表
項目 為替ヘッジあり 為替ヘッジなし
為替リスク 小さい(影響を抑える) 大きい(変動の影響を受ける)
円安メリット なし あり(円換算で増える)
円高リスク 少ない あり(円換算で減る)
コスト あり(ヘッジコストがかかる) なし(低コスト)
長期運用向き? あまり向かない(ヘッジコストが積み重なる) 向いている(円安メリットを受けやすい)
✅ どちらを選ぶべき?

🔹 為替ヘッジありが向いている人
為替リスクを抑えたい(短期投資向き)
円高による資産価値の目減りを避けたい
債券投資など、為替より利回りを重視する場合

🔹 為替ヘッジなしが向いている人
円安メリットを活かしたい(長期投資向き)
コストを抑えて運用したい
米国株・全世界株など、成長性の高い資産に投資する場合

✅ 結論

📌 長期の資産運用(NISA・インデックス投資)なら、基本は「為替ヘッジなし」がおすすめ!
📌 短期投資や債券投資なら「為替ヘッジあり」も検討

特にeMAXIS Slimシリーズの「先進国株式」「全世界株式」などは、
基本的に「為替ヘッジなし」が主流。

もし「円高リスクが怖い」と思うなら、
部分的に「為替ヘッジあり」を組み合わせるのもアリです!

タイトルとURLをコピーしました